デジタル エクスペリエンス モニタリング(ZDX)
診断セッションの結果の表示
診断セッションでは、ユーザーが直面している可能性のある問題を分析するための、より詳細な情報を提供できます。セッションの実行後、セッション行の[ビュー]のアイコンをクリックすると、結果を表示できます。
進行中のセッションのデータは、1分ごとに更新されます。完了した診断セッションには、完全なセッション データが表示されます。他のすべてのセッションには、部分的なセッション データが表示されます。セッション状況が期限切れの場合、セッションレポートにデータは表示されません。
診断セッションの結果
診断セッションの結果を表示する手順は次の通りです。
- セッションの名前、または進行中テーブルまたは履歴テーブルの[ビューの]アイコンをクリックします。これにより、同じタブにセッション情報が表示されます。
- [新しいタブで開く]アイコンをクリックして、セッション結果を新しいタブで開きます。この機能を使用して、複数のセッション結果を比較できます。
次に、[PDFをエクスポート]ボタンを使用して、次のイメージに示すように、エクスポートしてセッション情報のPDFコピーを保存できます。
セッションの結果、以下の内容が確認できます。
- 一般的な診断の詳細には、次のものが含まれます。
- ユーザーの名前:これには、ユーザーの名前と電子メールアドレスが含まれます。
- セッション タイプ:構成時に選択されたセッションのタイプ。
- [ステータス]:セッションのステータスがリストされます。詳細は、診断ステータスについての理解を参照してください。
- [アプリケーション]:セッションが実行されたアプリケーション。アプリケーションを選択しなかった場合、このフィールドは空になります。
- [デバイス]:セッションが実行されていたデバイス。デバイスのプロービングのオプションをオフに切り替えることを選択した場合、何もリストされません。詳細は、新しい診断セッションの開始を参照してください。
- 終了時間:セッションが終了した日時が表示されます。
- セッション構成時に選択した内容に応じて、次の詳細が表示されます。
アプリケーション
- [Webプローブ メトリクス]:このセクションでは、ページのフェッチ時間、サーバーのレスポンス時間、DNS解決時間、および可用性のデータを表示します。プローブの名前も括弧内にリストされます。セッションの構成時にWebプローブを選択しなかった場合、このセクションは表示されません。グラフの開始時刻と終了時刻は、診断セッションの時刻と一致します。
クラウドパス:このセクションには、ドロップダウンメニューからレイテンシーまたはパケット損失のいずれかを選ん選んで表示できるグラフが表示されます。これは プローブがたどったパスのホップ ビューとコマンド ライン ビューを示しています。[ズーム]アイコンをクリックすると、プローブが宛先に到着するまでのクラウドパスの詳細を表示できます。セッションの構成中にクラウド パス プローブを選択しなかった場合、このセクションは表示されません。クラウドパスには、トンネル情報や差分レイテンシーなどの詳細も表示されます。詳細は、クラウドパスの評価を参照してください。
グラフ上のポイント、適切なメトリックを含むツールチップを選択すると、日付と時刻がすべてのチャートに表示されます。2つの連続する時点のデータがない場合、グラフにギャップが表示されます。グラフのエラー メッセージは、問題を示します。
ネットワーク アプリケーションには Web フロントエンドがないため、Web プローブ メトリクスは使用できません。ZDXスコアは、シングルクラウド パス プローブのみでのレイテンシーを使用して計算されます。詳細は、アプリケーションについておよびアプリケーションの概要の監視を参照してください。
- デバイス
- [デバイスの正常性:このセクションには、CPU使用率、Wi-Fi信号、メモリ、バッテリー レベル、ディスク情報、およびネットワーク情報のグラフが表示されます。すべてのデバイスの正常性メトリクスが事前に選択されているわけではありません。ドロップダウンで、確認する要素を選択できます。セッションの構成中にデバイス プローブを無効にすることを選択した場合、このセクションは表示されません。
- [上位プロセス]:このセクションでは、メモリ使用状況、CPU使用状況、ディスク使用状況、およびネットワーク使用状況によってリソースを消費している上位プロセスを、プロセスIDを括弧内に表示してリストします。構成時にデバイス プロービングのオプションが選択されていない場合、このセクションはリストされません。
- [ユーザー デバイス イベント]:このセクションには、選択した期間のデバイスのイベントが表示されます。構成時にデバイスのプロービングのオプションが無効になっている場合、このセクションはリストされません。
診断セッションの結果には、構成時に選択したオプションごとの情報が表示されます。
セッションレポートの保存
セッション情報にアクセスするには、診断のページのセッション行にある[ビュー]アイコンをクリックします。データ保持の制限の詳細については、範囲と制限を参照してください。
また、診断セッション レポートを保存することもできます。[PDFをエクスポート]ボタンをクリックして、レポートをPDF形式に変換します。次いで、後で参照できるようにPDFレポートを保存できます。
診断の詳細に対する専用の権限がある場合、PDFのエクスポート機能を使用して結果を保存することはできません。詳細は、診断についてを参照してください。