デセプション
Azureでのストレージ アカウント コンテナー デコイの作成
Microsoft Azureのストレージ アカウント コンテナーは、非構造化データ用に使用されるクラウド ストレージの1タイプです。 ストレージ アカウント コンテナのデコイを作成し、ファイル データセットをそれらに関連付けることができます。オプションで、これらのストレージ アカウント コンテナのデコイをランドマイン ポリシーに追加して、エンドポイントにルアーを追加できます。ストレージ アカウント コンテナのデコイは、次の攻撃パスを検出できます。
- パブリック:敵対者は、組織に関連するキーワードを使用してパブリック ストレージ アカウントを列挙し、機密データを盗もうとしてインターネット上で公開されているストレージ アカウント コンテナーを見つけることができます。
- プライベート:組織の侵害されたアイデンティティーを持つ敵対者は、侵害されたアイデンティティー経由でアクセスできるストレージ アカウント コンテナーをターゲットにすることができます。
前提条件
Azureデコイを作成する前に、次のことを確認する必要があります。
- Microsoft AzureとZscaler デセプションの統合を構成しました。
- 次のいずれかのメソッドを使用して展開スクリプトを実行するために必要なPowerShellコマンドを取得しました。
Azureでのストレージ アカウント コンテナー デコイの作成
Azureでストレージ アカウント コンテナー デコイを作成するには、以下の手順を実行します。
- [Deceive]>[クラウド デセプション]>[Azure]>[ストレージ アカウント コンテナー]に移動します。
[デコイを追加]をクリックします。
[ストレージ アカウント コンテナー デコイ]ウィンドウが表示されます。
[ストレージ アカウント コンテナー デコイ]ウィンドウで、次の操作を行います。
- 名前:ストレージ アカウント コンテナー デコイの名前を入力します。
- ストレージ アカウント:コンテナーを追加するストレージ アカウントの名前を入力します。
- ACL:ドロップダウン メニューを使用して、コンテナー デコイの優先アクセス制御リストを選択します。
- コンテナー:コンテナーとblobへの匿名アクセスを許可します。
- [BLOB]:BLOBへの匿名アクセスのみを許可します。
- プライベート:コンテナーとblobへの匿名アクセスを許可しません。
- 説明:ストレージ アカウント コンテナーのデコイに関連する説明を入力します。
- ファイル データセット:コンテナー内でホストするファイル データセットを選択します。
- 保存 をクリックします。
- クラウド デバイス管理者またはグローバル管理者としてAzureポータルにサイン インします。
Cloud Shellを起動するには、上部のナビゲーション バーにある[Cloud Shell]のアイコンをクリックします。
[Cloud Shell]ウィンドウが表示されます。
[Cloud Shell]のウィンドウで、次の操作を行います。
- シェル環境をPowerShellに設定します。
- 自動ダウンロード メソッドまたは手動ダウンロード メソッド経由で取得したコマンドを使用して、展開スクリプトを実行します。
- ストレージ コンテナ デコイを展開するオプションを入力し、
Enter
を押します。
Microsoft Azureに複数のストレージ アカウント コンテナーを追加する場合は、デコイごとにステップ1からステップ4を繰り返し、スクリプトを実行してすべてのデコイを同時に同期させます。
スクリプトが正常に実行されると、ストレージ コンテナー デコイがMicrosoft Azureに追加されます。ストレージ コンテナー デコイは、統合中にデセプションによって構成されたデコイ リソース グループの一部です。展開のステータスは、Zscaler デセプションの管理ポータル内のストレージ アカウント コンテナー デコイのテーブル(Deceive>クラウド デセプション>Azure>ストレージ アカウント コンテナー)のデコイの名前の横にあるアイコンで示されます。ストレージ コンテナー デコイを使用してルアーを構成する方法については、Azureデコイを使用したルアーの構成を参照してください。