インターネットとSaaSへのセキュアなアクセス(ZIA)
仮想サービスエッジとNTPサーバの同期の設定
ZIA仮想サービス エッジは、VMとクラウドの時刻が同期していることに非常に敏感です。デフォルトでは、VMはパブリックNTPサーバーと時刻を同期します(例:pool.ntp.org
)。ただし、ローカルNTPサーバーがある場合は、仮想サービスエッジを構成して時刻を同期させることができます。
CLIを使用したNTPサーバーのカスタム設定
CLIを使用してNTPサーバーをカスタム設定するには、次の手順を実行します。
- SSHを使用して、管理IPアドレスに接続します。
- 以下のコマンドを実行します。
sudo vzen enable-ntpd
このコマンドでは、カスタムNTPサーバーを入力するように求められます。NTPサーバーを追加すると、NTPDをただちに起動するように求められます。
このvzen disable-ntpd
コマンドを使用して、設定されたNTPサーバーを削除できます。
時刻の同期
時刻を同期するには、次のいずれかの方法を使用します。
- Cronジョブの作成
設定されたローカルNTPサーバから時刻を同期させるcronジョブを作成する方法:
- rootとして次を実行します:
crontab -e
- 次の行を追加します:
*/10 * * * * ntpdate
<ntp-server-name>
ローカルNTPサーバのFQDNまたはIPアドレスで<ntp-server-name>を置換します。
- 保存して終了します。
この時刻同期コマンドは10分ごとに実行されます。
閉じる - rootとして次を実行します:
- etc/hostsファイルを編集します。
/etc/hostsファイルを操作して、pool.ntp.orgホスト名がローカルNTPサーバーのIPアドレスに解決するようにするには、次の手順を実行します。
/etc/hosts
ファイルを開きます。- 次の行を追加して、最大4つのNTPサーバーを追加します。
<ntp-server-IP-address1> 0.pool.ntp.org
<ntp-server-ip-address2> 1.pool.ntp.org
<ntp-server-ip-address3> 2.pool.ntp.org
<ntp-server-ip-address4> 3.pool.ntp.org
- 変更内容を保存します。
/etc/ntp.conf
ファイルへの代替NTPサーバーの追加はサポートされていません。ただし、/etc/hostsファイルの編集セクションの説明に従って/etc/hosts
ファイルを変更できます。